海外研修記その20 〜ネパール編④〜

海外研修記、ようやく最終回となりました。
<街角の風景>

カトマンドゥの街中、タメルにあるストゥーパ
街中のいたるところに、ストゥーパやお寺、お地蔵さんのようなものがあって、とても大事にされています。信仰が生活の一部になっていて、神様と人間が一緒に生活しているような感覚になります。

切手になった有名な窓。ネパールの建物は精巧な木彫りをたくさん使っているのが特徴です。

バンギャムダ。歯の神様です。
歯が痛くなったときにお参りにくるといいそうです。この近くには、入れ歯屋さんや歯医者さんが多いです。



今回行って、12年前に来たときとの違いに驚いたバイク。
カトマンドゥはのんびりしていて落ち着いた町というイメージだったのが、バイクの多さにびっくり。バイクはヤマハ、ホンダ、スズキ等日本製ばっかり。生活水準が向上したといえるのでしょうか。

タメルの路地でもこんな感じで、バイクが次々通っていくので、うるさいし危ないし落ち着きません。事故が増えたんじゃないかなあ。
12年前と変わっていてがっかりしたのは、街中を歩いているとマリファナの売人を結構見かけたこと。ホテルでもフロントの兄ちゃんに言えば、簡単に手に入るようでした。それ目的でネパールに来ている日本人もいて、なんだか治安が悪くなったなあと残念に思いました。



水汲みにきた女の子。姉妹かな?
一般の家には水道が通ってないのか、飲食に使う水だけくみにくるのかはわかりませんでしたが、所々こういう水汲み場があって、入れ物をもって水をくみに来ている人を見かけました。

豚肉屋。生々しいですね。豚のうめき声が聞こえてきそうです。

鶏肉屋。こちらは鶏の叫び声が聞こえてきそうです。ちなみにこの横には生きた鶏がかごに入っていて、さらに哀愁を誘います。

ペットショップ?これは食用ではないですよね?

移動式バッグ屋さん。チンドン屋を思い出しました。


<食べ物>
[
ネパールの定番の食事。ダルバート
ダル(豆のスープ)、バート(炊いた米)にタルカり(野菜のおかず)がついているのが基本です。店によっては肉がついていたり、ローティー(小麦粉に水を混ぜて発酵させずに焼いたクレープ状のパン)がついていたりします。

ケーキ屋さん。ケーキは12年前よりぐっと美味しくなっていましたが、結構大きくて甘いので、2つ食べるとちょっとくどかったです。

ネパール最後の朝食。モモとチーズケーキ。本能の赴くまま、食べたいものだけの朝食です。
モモはやはり、チベットよりネパールの方がおいしいです。チーズケーキもなかなか。


朝食後、お土産を買って空港へ。母親のリクエストは、山のハガキ、山のカレンダー、ランプシェード、お香、紅茶等。餞別もくれないのにお土産のリクエストだけはやたらとしてきます。私が海外行くというと、「そんなところ行きなさんな」と一応反対しながら、図書館でガイドブック借りてきてお土産を調べ、「これ買ってきて」とねだるのは昔から変わりません。


空港では飛行機に乗るまでのセキュリティチェックの厳しさにびっくり。12年前はざるチェックだったと思うのですが、どこも今はこんな感じなんですかねえ。
カトマンドゥの空港からタイ航空(バンコク経由)で帰国。職場へのお土産は、バンコクのトランジット中に、チベット土産とはとても思えないマカダミアナッツ入りの象の形のチョコレートを買いました。チベットもネパールも、職場向きの適当な食べ物が全くないんですよねえ。
同じようにネパール帰りにバンコクでチョコレートを買っていた日本人のお兄さんと話をしていて、「チベットに行ってきた」と言うと驚かれ、職業を聞かれたので、「今は一応公務員扱いで、うまくいけばもうすぐ弁護士になりますが、一歩間違えればニートですね」とよくわからない返事をすると、さらに驚かれ、「弁護士には見えない」と言われました。
何とか無事に弁護士となり、もう1年半以上たちましたが、弁護士らしく見えるようになったかはよくわかりません。