有朋自遠方来

先週大学時代の友達が熊本に遊びに来ました。
大阪からフェリーと特急を乗り継いで、木曜の夜やってきて、日曜の朝帰って行きました。
木曜、久々の再会。3時くらいまで一緒に飲む。
金曜私は修習へ。友達は1人で熊本城、水前寺公園夏目漱石旧居、小泉八雲旧居を観光すると言っていたのに予想通り二度寝。「昼まで寝てて、結局夏目漱石の家しか行けへんかったわ〜」
1つだけ行くとしたら熊本城ではないのか?
夜レンタカーでホタルを見に行き、鱒料理をおなかいっぱい食べる。家に帰ってすぐ寝る。


土曜はレンタカーで朝早くから阿蘇へ。大観峰で朝食。大自然の中、買ってきたパンにクリームチーズと生ハムを挟み、インスタントのオニオンスープと頂く。非常に贅沢な朝食である。
朝食を食べるまで、「おなかすいた」と多少不機嫌になってきていた友達は、おなかいっぱいになり、「眠い」と大観峰で寝っ転がって寝出す。

大観峰阿蘇北外輪山の最高峰で、阿蘇随一の展望である。
ここでろくに景色も見ずに寝る人初めて見たよ。


大観峰から仙水峡の登山口へ。この辺の道は九州観光のハイライトと言っていい展望だし、友達は阿蘇が初めてと言っていたので、助手席でゆっくり景色を見てもらおうと車はペーパードライバーの私が必死で運転する。

城山展望所。
私「ここは阿蘇五岳がきれいに見える場所なんよ。ちょっと降りる?」
友「ええわー。私待ってるから写真撮ってきてええよ〜。」
私「…」


登山口へ向かう道は、阿蘇五岳がどんどん近付いてきて、迫力ある山肌が迫ってきて非常に見ごたえがある。
友達助手席で爆睡。
「お疲れのようだから、登山やめよっか?」といっても、「いや、山は登る」と断固譲らない。
いざ登り始めると、友達へろへろ。2週間前に登ったときよりも、かなりのんびりしたペースで登る。
2週間前は3時間半くらいで登ったのに、今回は5時間以上かかる。
仙水峡のミヤマキリシマはだいたい終わっていたけど、山頂のミヤマキリシマが咲き始めてて、頑張って登った甲斐があったと大満足。

根子岳とミヤマキリシマ。

360度パノラマの風景。
どこに行っても全く写真を撮らない友達に、「写真撮らんでいいん?」と聞くと、「携帯しかないしな〜。ええわ〜。後でブログ見て、こんなきれいなところに行ったんやーって満足するわ〜」。
それでいいのか?そして写真撮らなくてもいいから、もっと目の前の景色を堪能した方がいいのでは?
山頂でお昼御飯のカップラーメンを作るため、お湯を沸かしているときに、箸を忘れてきたのを思い出す。
スープをかき混ぜるためのスプーンは忘れなかったのに…。盲点だった…。
ティースプーン1本で、交代でカップラーメンを食べる。なんとかなるもんや。


下山後、草千里方面へ向かう。友達が運転したいというので、運転を変わると、草千里の駐車場に入るときに横を少しこすりやがった。
私「おいおいおい、ちゃんと前見て運転してよ」
友「なんかめっちゃ眠いねん」
じゃあ運転すんなよ。

阿蘇の代表的風景の1つ。草千里。
私「ここは昼寝とかするとめっちゃ気持ちいいねん。ちょっと草の方下りて行ってみる?」
友「別にいい」
私「…」


その後運転を変わり、火口に向かうが有毒ガスのため立入禁止。阿蘇パノラマライン、友達爆睡。
阿蘇の温泉に入り、熊本市内へ。
せっかく熊本に来たんだから馬刺しを食べに行こうと言うと、「おなかあんま空いてへんし、家で軽く飲むくらいでいい」というので、馬刺し却下。
友達、缶ビール半分も飲まないうちに、横になって寝出す。しょうがないので1人で飲む。


日曜の朝、友達は九州横断特急で別府に向かったが、特急の中で絶対爆睡すると思っていたら、案の定「横断特急もほぼ記憶がない」とメールが来た。
横断特急「も」?阿蘇の記憶はあるんだろうか?
友達、会計士1年生、日ごろあまり寝れてないのか、熊本に寝に来たようだ。