鑑別所

鑑別所に行ってきました。
実際に多くの少年と接している所長さんの経験に基づくお話は、とてもおもしろかったです。
少年事件は家事事件でもあり(家庭に問題のある少年が多い)、問題の根が深いため、付添人にできることは限られているのではないか、自分に何かできるんだろうか、同じような環境で育って非行をしてしまう少年としない少年は何が違うんだろうか。
少年事件を見るといろいろ考えてしまいますが、多分この辺は永遠の謎で、ジレンマを抱えながらやっていくことになるんだろうな。
少年の心を開かせるには、少年と同じ目線になることが重要だそうですが、少年事件は難しい。


その後は、在宅の少年らと一緒に使用済み切手を集め、切手マニアに売って、そのお金で途上国支援をするというボランティアに参加。
晴れていたら熊本城清掃だったけど、台風の影響で切手整理に変更。
少年友の会のおじさんや、大学のボランティアサークルが主導して作業。
親御さんにも同伴を求めていて、家裁往復の間の親子の対話、知らない人と一緒に作業をすること、人の役に立つことをすることなどが目的のようです。
家裁って本当にいろんなことをやっている。