給費制

給費制はやはり廃止になるようです。


修習生の身分はどうなるんだろう?
公務員扱いもせず、守秘義務と修習専念義務(副業禁止)だけ課して、国民年金国民健康保険で無給で1年しのぐのか。
修習地の希望も通らず、引越を強要されて、家賃を支払いながら住宅手当も出ず、扶養手当もなく、就職活動で多額の交通費の出費を強いられる。就職はなかなか決まらない。
修習生が親の健康保険に入って、扶養控除の対象になるなんて変な世の中だ。


まあ、でも修習1年間の給与が貸与に変わっても、修習開始時が無借金であれば正直そこまで痛くない(就職できることが前提だが)。
ロースクールに国も学生も多額の出費を強いられることの方が無駄だと思う。
ロースクールに国が出してる補助金って、修習生の給与と比較したらどっちが多いんだろう?


ロースクール在学中、めいっぱい借りた奨学金を20年ローンで返済中ですが、債務整理の依頼に来るお客さんの債務額より、私の債務額の方が多くて、複雑な気分になります。


貧乏人の子供は、大学卒業後働いて貯金してからロースクールに行きましょう。
そうすると、多様な経験を積み、豊かな人間性と国際的視野を持った人材を法曹界に送り込むことができ、法曹界を活性化できます。
今の制度で、会社辞めてロースクールに行く勇気は私にはありませんが。