旅行1日目(東京観光)

5時起き、5時半出発、始発のスカイマークで東京へ。
まずは皇居。皇后陛下と同じ名前の母は、里帰りと喜んでいる…。二重橋で記念撮影して、東御苑へ。東御苑内の売店で、皇室グッズを嬉々として買いあさる母。家紋入りの財布を買ったと喜んでいる。写真も撮りまくりだ。母がなかなか動かないので、結局皇居観光に3時間以上かかった。


次は浅草。おみくじをひくと、予想通り凶。これで浅草寺のおみくじ、3回連続凶。ここのおみくじ、凶率高くない?母は吉で、「まあ、あんたもうすぐ発表なのに凶なんて」と言わなくていいお約束の一言を頂く。
次は水上バスに乗って、浅草から浜離宮へ。水上バスで母親が「♪春のうららの〜」と歌い出さないかヒヤヒヤしていたが、写真を撮るのに夢中で忘れていた模様。ホッ。浜離宮は、戦前は皇室の別荘だったと言うと喜ぶ母。皇室関連だと異常に感心し、ありがたがる。


残りのリクエストは「高いところ」だったので、「東京タワーと六本木ヒルズ、どっちがいい?」と聞くと、「ホリエモンの家に行きたい」と言われ、六本木ヒルズへ。まだ住んでんの?
展望台と、特別展示の水族館がセットになったチケットを買ってみる。母は水族館なんかどうでもいいと言いつつ、水族館に入ると夢中で写真を撮っていた。しかし、水族館で時間を食い、晩御飯が遅くなると超不機嫌になり、「水族館とか行きたくなかったのに」とグチグチうるさかった。
ちなみに、この後母親は、旅先で会う人に「昨日は東京ヒルに行ってきた」などと楽しそうに話し、私に恥ずかしい思いをさせることとなる。何度言っても覚えてくれない…。


この日はものすごい快晴の中、汗だくになって歩き回った。ペットボトルのお茶とか、買っても買ってもすぐになくなる。皇居も浜離宮も広いし、地下鉄の乗り換え等、予想はしていたが、かなりの距離を歩くことになり、母は「足が痛い」とだんだんご機嫌斜めになった。
母はおなかがすくと、ものすごく不機嫌になる。「おなかすいた。ご飯まだ?」としきりに聞いてきて私を困らせる。母は去年、アジアマンス(福岡で秋にあるお祭りのようなもの)のアジア屋台で食べたフォーがすごくおいしかったと絶賛していたので、たまたま見つけたフォー専門店でお昼を食べ、母も喜んでいたのに、「お昼があんな麺しか食べてないけ、おなかがすいてたまらん」と文句を言われる。足の痛みも加わって、「おなかすいた。もう歩きたくない。早くホテルに行きたい。」と私を非常に困らせた。荷物を全部持って、何とかなだめて歩かせた。
ホテルの横のデパートのレストラン街に連れていくと、「洋食嫌、中華嫌、麺嫌、定食嫌」と嫌々尽くし。東京の寿司は高い割にたいしておいしくないからと言っても、「寿司がいい」と言い張り、寿司を食べることになる。私はそんなにおいしいと思わなかったが、母は寿司を食べるとご機嫌になったので、ホッとする。
ホテルの部屋は全室シングルしかなかったので、シングルを2つ取っていたが、シングルで良かった。夜くらい1人で寝たい。