家裁

昨日で家裁修習が終わりました。
家事事件は弁護修習中にかなり見る機会があったけど、少年事件は全く初めて。
少年事件の記録を読んだり、審判を傍聴したりすると、いろいろ考えさせられます。


若い頃は多少悪さしてても、大人になったら立派な社会人になったという人は多いはず。
でも、若い頃悪さしてて、大人になってもやっぱり悪さをしてしまう人もいる。
何が違うんだろう?どうすることがその子にとって一番いいことなんだろう?
少年事件の処分は複数選択肢があって、どういう処分が妥当なのか、刑事事件の量刑を考えるのとはずいぶん違う。


刑事事件で何度も捕まってる人を見ると、二十歳過ぎると、なかなか更生は難しくなる気がする。
千代大海朝青龍の違いは、ただ強いだけじゃだめだということを、若いときに怖い親方からガッツリ叩き込まれたかどうかなのかな。


「桑田さん(裁判官)はあの子に罰を与えたんじゃない。チャンスを与えたんですよ。」
と『家栽の人』で調査官が言っていた。
弁護士には何ができるかな。