一息

怒涛の年末が終わり、年を越そうとしています。
いろいろ手を抜いたはずなのに、こたつに入れたのは大晦日の23時。くたくたに疲れ果てた後のこたつでビールって幸せ・・・。ああ、350じゃなく500にすれば良かった。


年内に終わらなくて年明けにまわしたもの。
たまっていた仕事の一部。職場の自分の机の掃除(主に書類の整理)。
自分の家の大掃除。実家の風呂掃除とがめ煮作り。どうせ元旦は毎年がめ煮まで行く前におなかいっぱいになるから2日に作ってやる→三が日もゆっくりできない。もう、おせち料理って何なんだろう。
2日の朝、いきなりボスから初詣のお誘いが来るというのは勘弁してね。


新聞記者に友人がいる兄から聞いた話(信用性は保証しません)。
小林は「FAしてこれ以上の条件を出す球団があると思いますか?」という旨の発言をしたらしい。
それを代理人が「FAしても取る球団はないと言われた」と杉内に伝えたらしい。


プロ野球選手の代理人としては、契約金を上げることができる代理人が「いい代理人」と一般的に呼ばれるんだろう。
自分が言った覚えのない言葉を言ったとして(少なくともニュアンスをまげられて)杉内に伝えられた小林としては、代理人との交渉内容を録音させてくれと言いたくもなるだろうし、ソフトバンク年棒固定制を提示した途端に代理人が「誠意は十分に見せてもらった。条件面では何も言うことがない。ホークスが納得のいく形に変われば、FA宣言した大きな理由がなくなり、(所属先の)選択肢から排除する理由もない」と言ったのも納得できる。
本当に、「FAしても取る球団はないと言われた」と言われたのであれば、条件が変われば検討するということにはならないと思う。
代理人としては、巨人だろうがソフトバンクだろうが、契約金さえ上がって、自分の報酬が上がれば何でも良かったんじゃないだろうか?


結局、球団とケンカ別れして出ていくような後味の悪い形になり、杉内のイメージが悪くなった人も結構いると思うけど、これは杉内にとっていい結果だったんだろうか?
大変純粋な性格をしているらしい杉内が巨人で18番つけて、やっていけるんだろうか?
結果出さなきゃ、ソフトバンクにいるときのプレッシャーの比じゃないだろう。


この話の真偽は別として、代理人として交渉にあたるとき、一番重視すべきは、依頼者にとって最も満足度の高い結果は何かということだと思う。
もちろん、お金を取れるだけ取ってほしいという人もいるけど、お金はどうでもいいからとにかく早く決着をつけたいという人もいるし、お金以外のところ(相手方の誠意など)を最重要視する人もいる。
誠意なんて法律論で云々することはできず、報酬算定の根拠とはなりえない。
依頼者の満足度の高い結果と代理人の報酬の高さとが比例しないとき、代理人としてはやはり依頼者の満足度の高い結果を目指すべきだと思う。
それが代理人の目から見て不合理な結果に見えるときは、依頼者を説得することはあるけれど、代理人の報酬視点でものを考えるべきではないと思う。
報酬重視の弁護士は昔からいるだろうけど、弁護士増はこういう弁護士の心の余裕を奪っていくんじゃないだろうか?


しかし、自分の大事な交渉なんだから代理人任せにせず、杉内自身も一緒に交渉に立ち会ってほしかったなああ。杉内ぃぃぃ。
ああ、年が明けた。ビールもう1本取ってこようかな・・・。


とりとめもなく、年越し更新。
今年もよろしくお願いいたします☆