海外研修記その1 〜出国編〜

海外研修記はまだか?と友達から急かされたので、いい加減始めます。
平成22年12月に行った海外研修のレポートです。


司法試験が終わったら、あそこに行こう。受験生時代、何度も妄想していたところに二回試験終了後に行ってきました。
残念ながら本当に行きたかったルートは季節、費用、時間の面で諦め、妥協したルートを選択してしまいました。妥協したルートも行ってみたいと思っていたところではありますが。


目指すは中国。中国に行くのは11年ぶり3回目。
1回目は12年前に母親初めての海外旅行(熟年浪漫飛行というタイトルのパックツアー、上海周辺4泊5日)に付き合い。このとき、あまりのつまらなさにパックツアーは二度と行かないと堅く誓う。
2回目は11年前に5週間くらい、新疆ウイグル自治区を中心に天津からカシュガルのちょっと先まで陸路で横断。これは非常に楽しかった。


二回試験中は夜中に何度も目が覚め、あまり眠れておらず、11月26日に二回試験が終わった後は飲み会や引越の荷造りしながら筑波山に行ったりしていて寝る暇がなく、11月29日に退寮&福岡に引越し、29日、30日は旅行の準備で眠れず、12月1日の朝出国。ちょっと強行軍過ぎたと反省。
司法試験始めるときに直して以来使う機会のなかったダウンシュラフと65〜75リットルのザック(そろそろ寿命か)を引っ張り出し、ザックの半分〜3分の2に防寒用品を詰め込んで、モンベル冬山用ジャケットを着て出発。
「あんた、どこからどう見ても弁護士には見えんね…。」と母親がしみじみつぶやいていた…。


眠気でぼーっとしながら福岡空港に着くと、乗る予定の飛行機が遅れていると言われる。上海での乗り継ぎがうまくいかない可能性があるので、予備で次の便も予約しておきますとのこと。
こんなことならもっと家で寝てくれば良かった…。
最初1時間遅れと聞いていた飛行機は、結局3時間遅れた。上海での乗り継ぎ便は時間通り出たようでぎりぎり間に合わず。次の便は17時出発の予定が遅延。なぜ、こううまくいかない…。


朝ごはんを食べて以来、機内食の軽食しか食べていない。おなかがすいたけど、空港のレストランは高いなあと思っていたら、周りの中国人が売店カップラーメンを買ってきて食べていた。
私もまねしてカップラーメンを買ってくる。中国はどこでも給湯器があり、お湯が手に入るところは素晴らしい。
カップラーメンを食べると、なんとも言えず二回試験を思い出す…。
カップラーメンを食べ終わって3分後、なんと弁当とジュースが配られ始めた。どうやら飛行機遅延のお詫びらしい。絶妙な間の悪さ。もう少し我慢すればよかった…。
でもカップラーメンだけでは物足りなかったので、弁当も食べる。これまた研修所の食堂を思い出す味=残念。
19時過ぎ、飛行機にようやく乗れる。でもなかなか飛ばない。
なんと空港に止まったまま、機内食が配られる。もう食べられない…。


当初の予定…福岡(9時50分発)→上海(10時30分着)、上海(13時55分発)→成都(17時30分着)
実際…福岡(12時50分発)→上海(13時45分着)、上海(20時30分発)→成都(0時30分着)


成都の空港から町中までバスで行こうと思っていたのに、既にバスはなく、タクシーを使う破目に。ドミトリーに泊まるつもりが、ホテルに着いたのが1時半で、こんな時間にドミトリーに入ると迷惑なのでシングルに泊まる破目に。
飛行機遅延のため、いろいろ高くついた…(T_T)