万年筆

「おもしろそうな万年筆屋があるんやけど、行ってみいひん?」とのお誘いを受け、昨日ルミナリエの前に、友達が「暮しの手帖」で見つけてくれた万年筆屋に行って、万年筆を買いました。なんでそんな雑誌チェックしてんねん!
プラチナ#3776。15000円也。
あの山の高さだね。つくづくアウトドアから離れられない。


店に入ってすぐに「試験に使うので、早く楽に書ける万年筆がほしいんですけど」と言うと、「司法試験ですか?」と即答。司法試験受験生は昔からよく来るらしい。
いろいろ出してくれて試し書きをしていたら、「あのー、1万円台くらいでお勧めをいくつか出していただけますか?ちょっと3万円は手が出ないんで…」と、友達が横から代弁。買うのは私なのに。まあほんとのことだけど(^^;)
比較的リーズナブルなものを5〜6本、ひたすら持参した答案用紙に30分ほど試し書き。店頭のペンは、全部インクの出がいいように基本調整しているそうで、新品のはずなのに、書きやすい。
こじんまりした小さなお店で、あまり安い万年筆は置いてないけど、その場で書き癖を見て調整してくれる。これがいい!と決めたら、在庫じゃなくて、そのペンをまた10分くらいかけて丁寧に好みを聞いて調整してくれる。インクの出方、ペン先の滑り具合等微妙な書き味をうまく言えないけど、いろいろ文句つけて調整してもらいました。しかも1年間無料調整券付き。「しばらく書いてみて気になるところがあればいつでも持ってきてください」と終始穏やかでゆったりした店長。試し書きを始めたら、買わずに出れない気はするけど、買うと決めていくのであれば、非常に落ち着いたいい空間でした。
「○○大ですか?」と聞かれ、「ええ、そうです」と言うと、「最近、卒業生が万年筆を何かの説明会で薦めてたんでしょ?」と言われる。よくご存知で。この前別の学生が来て言ってたらしい。誰やねん、めっちゃ気になる(笑)
予定より高くついたけど、自分の気に入った万年筆を納得して買うことができたので大満足。でかい文房具屋で新品買わなくてよかった。
「文房具屋のサンプルで試し書きをすると、すごく書きやすいと思ったんですけど、友達が買ってきたのを書かせてもらったら、同じペンなのかなと思うくらい違うように感じる」というと、「ああいうサンプルはもう10年以上置きっぱなしで、毎日いろんな人がたくさん書いていくので、すごく書きやすくなってるんですよ。1人で使ってああいう風になるには何年かかるかわかりませんよ。」とのこと。サンプルで合うと思って買ってもだめなのかあ。なるほど。
万年筆を、こだわりを持って買うなら、こういう店で買うべきやわ。おかげで、最初からストレスなく書ける万年筆を手に入れられました。
インクも、試験用にと汗や水に強い、にじみにくく乾きやすいカーボンインクを薦められ、それを買いました。カーボンインクのカートリッジを出しているのは、プラチナともう1つだけ(どこか忘れた)だそうで、前に司法試験受験生からリクエストを受けて、店に置くようにしているそうです。
司法試験受験生のための万年筆屋? http://www.p-n-m.net/

本日の勉強…プレテスト刑事系、行政法、刑事系
新司法試験まであと157日