10月13日(乗鞍、上高地観光)

5時半起き、始発のバスで乗鞍スカイライン、畳平へ(マイカー乗り入れ禁止なので、バスで行くしかないのです)。朝7時頃、キャンプ場の横の温度計は3度。この程度で3度なら夜中は氷点下行ったに違いない。寒いはずや・・・。

キャンプ場の近くから見える穂高。朝日を浴びてほんのりピンク色。


畳平(2702m)は昼間でもマイナス2度。そこから1時間くらい歩いて乗鞍山頂剣が峰(3026m)へ。
霜柱を踏みしめ、雪がうっすら残った登山道を登って行く。もう冬ですなー。

登山途中の風景。赤い屋根の建物が畳平バスターミナルで、シルバーウィークにクマが出たところです。
「クマ出没注意」という真新しい注意書きをたくさん見かけたけど、どう注意すればいいのか。

山頂の鳥居。
富士山は見えなかったけど、360度パノラマの展望。こんな晴れた山久し振り!!

雲海もちょっとできてて、きれいですねー。

山また山。これは富士山では見えない風景。
9時頃山頂に到着したので、登山客もほとんどおらず、展望を独り占め。幸せー。
写真を撮ってもらうために、途中で抜いてきた団体さんが到着するのを待っていたら、だんだん雲が出てきて、団体さんが到着して5分後にはほとんど景色が見えなくなった。山の天気は変わりやすい。
下山途中すれ違う人から、「景色どうでした?」と聞かれるが、「さっきまで見えてたんですけどねー」としか言えず。ガスガスの山を登って行く人たちの背中に向かって合掌。


またバスで平湯バスターミナルに戻った後、次は上高地へ。上高地もマイカー乗り入れ禁止なのでバス。バス会社もうかるし、走りやすいしたまらんだろうなー。
大正池で下車。大正池ホテルで1000円くらいするそばを食べた後、散策へ。林の中や梓川のほとりをてくてくハイキング。最初は曇っていたが、だんだん晴れてきた。

晴れると梓川がきらきら光って、本当にきれい。

でも、穂高は最後まで顔を出さず。一番見えたときでこの程度。
晴れ間は短く、また厚い雲が出てくる。山の天気は本当に変わりやすい。
15時に河童橋に到着。明神橋までコースタイムは往復2時間、河童橋バスターミナルの終バスは17時。
太陽は完全に隠れてしまって展望は望めそうにないが、上高地ハイキングコース全部制覇しなければ気がすまない。迷わず明神橋目指して歩き出す。
時間がないのに、写真も撮るし、300円払って明神池にも寄る。案の定時間が危なくなり、最後は走る。上高地ジョギングも乙なものです。多分。
17時の終バスに何とか間に合った。


キャンプ場に着いたのは、また日暮れ頃。管理人さんに毛布(200円)を借りに行く。
それから昨日と同じ平湯の森へ。連休も終わってガラガラになっている。露天風呂全体が貸切のようだ。ああ、贅沢。
晩御飯を食べにレストランに行ったら、ペアルックか?と思うくらい私と同じような格好をしているお兄さんに出会う。向こうも同じ匂いを感じたらしく、話しかけてきた。予想通り山に登るライダーさんで同じキャンプ場宿泊。ライダーで山に登る人は、山用の格好でバイクに乗るからすぐにわかる。
仕事休んで3連休と合わせて槍に登ってきたらしい。すげー。
でも、私が登ったことのある山の話をしたら、「それなら1人で北アルプス行けますよ。体力的には全く問題ないでしょ。」と言われる。
私に北アルプス単独登頂は無理と思い込んでいたけど、「できるかも」というところから何事もスタートするものですよね。やばい人に会ってしまったなあ。
この日は毛布のおかげでぐっすり眠れた。やっぱり、山に行くときは暑いかもと思うくらいの装備が必要や。