5月4日(都井岬→佐多岬→桜島→開聞)

5時半ころ馬の声で目を覚ます。
テントから出ると、すぐ側に馬の親子がいた。

ポリポリポリポリ。人もテントもおかまいなしに草を食べ続ける。
人はほとんどいないし、ここは馬の国である。
ガリバー旅行記の馬の国(フウイヌム)を思い出す。
馬の国はすごく理想的な国で、そこでは人間はヤフーという卑しい存在で、ガリバーは人間の世界に戻りたがらなかったな。
裁判みたいな泥沼の人間関係なんて、馬に笑われてしまいそうだ。

朝日を浴びながら草を食べ続ける馬たち。静かでとてもいいところだった。都井岬で泊まって良かった。
同じキャンプ場に泊まっていた人たちに見送られて都井岬を後にして、次の目的地佐多岬へ。頭の中を「岬めぐり」がエンドレスで流れる。

大隅半島東側の海岸線。海がきれいで、景色いいし、車も信号も少ないし、道いいし非常に快適である。

佐多岬灯台。本土最南端。

佐多岬周辺の海は、ものすごくきれいである。


この後大隅半島西側海岸線を走ったが、交通量多くてあまりおもしろくない。

鹿児島と言えば桜島。展望台に寄って、船で鹿児島市内へ。
鹿児島の市電は道路と仕切られて、普通の電車みたいに走ってる。
信号待ちしている真横をゴゴゴーっと通り過ぎてドキっとする熊本の市電とは違う。


鹿児島市を一瞬で通過して指宿へ。
指宿スカイラインの途中で日が暮れる。あー、展望いいのに…。
この日は開聞の麓のキャンプ場に泊まる。ここはオートキャンプ場ですごい人。家族連れ多い。宴会多い。うるさい。都井岬が懐かしくなる。
近くの温泉に入りに行った帰りにチューハイ買ってきて飲む。酒でも飲まなうるさくて寝れん。