7月19日(平戸一周→佐賀→熊本)

5時半起き、6時半出発。なるべく涼しくて快適なうちに走りたいから本当は5時くらいから走り出せるといいんだけどな。
今日は熊本まで帰らないといけない。どうやって帰ろう。まあいいやと、とりあえず平戸一周の旅に出る。

紐差教会。白い教会と青い空の組み合わせは大好き。
平戸の西側海岸線は絶景続きですごくきれいだった。道が細くて車だと離合が大変なところもあったけど、概ね2車線の快走ルート。

根獅子の浜。超きれいなビーチ。「沖縄行ってきた」って言ったらみんな信じると思う。

棚田と海と島。こういう景色があちこちで見られる。

平戸フランシスコ・ザビエル教会。
一周したらもう12時近くなっていたので、ランチにする。鯛茶漬けと五島うどんのセットを食べた後、地図を見ながらどうやって帰ろうか悩む。
当初の計画では、雲仙観光して島原からフェリーで帰るつもりだったけど、雲仙観光の時間はない。佐世保・武雄間の高速が無料になっているので、そこを通って鹿島の海岸線通って島原からフェリーに乗るというルートを考えるが、佐世保まで同じ道を帰るのがたまらなく嫌になる。
松浦海岸を走って伊万里を通って武雄に行こう。武雄から高速乗ると、鳥栖経由で遠回りになるし、3連休最終日午後の鳥栖ジャンクションはきっとおそろしく混んでいるだろうから、柳川まで下道走って高速に乗るか。


この日の午後は修行であった。
3日連続異常な暑さで、午後2〜4時ごろは灼熱地獄である。走っている間はまだ風があるからいいけど、信号待ちのときは耐え難い。エンジンが熱くてたまらないので、信号待ちの度にエンジンを切るエコドライバーになる。
平戸から柳川まで特に見るべきものもなく、武雄から柳川まではただただ佐賀の田んぼの広がりを実感するだけである。高い建物もなく、田んぼが地平線を形成しそうな勢いで広がっている。交通量は少なめで道は走りやすいが、なんともメリハリがなくつまらない。
どれくらいつまらないかってムツゴロウのトイレの写真を撮るしかないくらいつまらない。暑さに溶けそうになりながら、この道を選んだことを激しく後悔する。


柳川まで来ると、暑さはだいぶ和らいできた。柳川から高速に乗ろうと思っていたが、柳川から有明海沿岸道路という無料の自動車専用道路に乗ると、あっという間に大牟田に着いてしまったので、もうここまできたら最後まで下道で帰ることにする。
大牟田から涼しい山側に行きたかったが、山の方はどう見ても雨が降っている黒い雲がかかっていたので、海岸線を行く。何とか雨雲が海岸線に達する前に家に帰り着きたい。
熊本市内に入ってからパラパラと降り始める。ここまで来て・・・。
あと家まで20kmというところで本格的に降り出す。ふと目をやれば、有明海に夕日が輝いている。激しい夕立に遭いながら夕日を眺めるという稀有な体験をする。できればしたくなかったけど。
もう姑息に海岸線走って雨雲を避けてもしょうがないと、最短ルートの山越えに突っ込む。激しい雷雨。息でバイザーが曇り、視界1m、対向車が来ると、ライトで目の前が真っ白になり何も見えない。こんな視界の悪い状況で運転するの初めて。怖い、怖すぎる。
山を越えると雨はやんでいた。1時間くらい雨宿りすればよかった。
家に着いてから洗濯に追われました・・・。