海外研修記その2 〜成都編①〜

成都の町中をぶらぶら歩いていると、みんなどこにでも唾を吐く、ゴミを捨てる。並んでいるのに当然のように割り込み、窓口のお姉さんがお釣りを投げてよこす。
ああ、中国に来たって感じがする。懐かしいな。


成都周辺には世界遺産がたくさんある。一番の有名どころは九寨溝。でも九寨溝は冬は雪に埋もれて見えないらしいし、成都から往復3〜4日かかるので断念。
今回成都はおまけにすぎないので、パンダを見に行って町をぶらぶらする程度にするか迷うが、峨眉山に行くことにする。峨眉山は仏教の聖地、中国三大霊山や中国四大仏教名山の1つらしい。世界遺産にもなっている。
九寨溝以外で、成都から行ける世界遺産の中で一番景色が良さそうだったので行ってみた。仏教徒だし。


峨眉山の入口。横にある仏教の聖地に似つかわしくない大型ビジョンは中国国家の威信の象徴だろうか。

暗くなるとライトアップされる。さすが中国。とにかく派手である。

峨眉山は山全体が仏教の聖地で、あちこちにお寺がある。麓にある報国寺

オブジェ?

思わず座りたくなる。



成都といえば四川料理四川料理といえば担担麺。

そして麻婆豆腐は欠かせないでしょう。
どれだけ辛いのかドキドキしながら食べると、唐辛子の辛さより、山椒の辛さの方がすごい。本場は山椒を入れまくっている。
福岡に火鍋城という四川料理の辛くて有名な店があるが、痛い辛さで本気で辛い。あれが本場の味かと思っていたけど、全然違うやん。

レストラン街で見かけました。注文する勇気はなし。

海外研修記その1 〜出国編〜

海外研修記はまだか?と友達から急かされたので、いい加減始めます。
平成22年12月に行った海外研修のレポートです。


司法試験が終わったら、あそこに行こう。受験生時代、何度も妄想していたところに二回試験終了後に行ってきました。
残念ながら本当に行きたかったルートは季節、費用、時間の面で諦め、妥協したルートを選択してしまいました。妥協したルートも行ってみたいと思っていたところではありますが。


目指すは中国。中国に行くのは11年ぶり3回目。
1回目は12年前に母親初めての海外旅行(熟年浪漫飛行というタイトルのパックツアー、上海周辺4泊5日)に付き合い。このとき、あまりのつまらなさにパックツアーは二度と行かないと堅く誓う。
2回目は11年前に5週間くらい、新疆ウイグル自治区を中心に天津からカシュガルのちょっと先まで陸路で横断。これは非常に楽しかった。


二回試験中は夜中に何度も目が覚め、あまり眠れておらず、11月26日に二回試験が終わった後は飲み会や引越の荷造りしながら筑波山に行ったりしていて寝る暇がなく、11月29日に退寮&福岡に引越し、29日、30日は旅行の準備で眠れず、12月1日の朝出国。ちょっと強行軍過ぎたと反省。
司法試験始めるときに直して以来使う機会のなかったダウンシュラフと65〜75リットルのザック(そろそろ寿命か)を引っ張り出し、ザックの半分〜3分の2に防寒用品を詰め込んで、モンベル冬山用ジャケットを着て出発。
「あんた、どこからどう見ても弁護士には見えんね…。」と母親がしみじみつぶやいていた…。


眠気でぼーっとしながら福岡空港に着くと、乗る予定の飛行機が遅れていると言われる。上海での乗り継ぎがうまくいかない可能性があるので、予備で次の便も予約しておきますとのこと。
こんなことならもっと家で寝てくれば良かった…。
最初1時間遅れと聞いていた飛行機は、結局3時間遅れた。上海での乗り継ぎ便は時間通り出たようでぎりぎり間に合わず。次の便は17時出発の予定が遅延。なぜ、こううまくいかない…。


朝ごはんを食べて以来、機内食の軽食しか食べていない。おなかがすいたけど、空港のレストランは高いなあと思っていたら、周りの中国人が売店カップラーメンを買ってきて食べていた。
私もまねしてカップラーメンを買ってくる。中国はどこでも給湯器があり、お湯が手に入るところは素晴らしい。
カップラーメンを食べると、なんとも言えず二回試験を思い出す…。
カップラーメンを食べ終わって3分後、なんと弁当とジュースが配られ始めた。どうやら飛行機遅延のお詫びらしい。絶妙な間の悪さ。もう少し我慢すればよかった…。
でもカップラーメンだけでは物足りなかったので、弁当も食べる。これまた研修所の食堂を思い出す味=残念。
19時過ぎ、飛行機にようやく乗れる。でもなかなか飛ばない。
なんと空港に止まったまま、機内食が配られる。もう食べられない…。


当初の予定…福岡(9時50分発)→上海(10時30分着)、上海(13時55分発)→成都(17時30分着)
実際…福岡(12時50分発)→上海(13時45分着)、上海(20時30分発)→成都(0時30分着)


成都の空港から町中までバスで行こうと思っていたのに、既にバスはなく、タクシーを使う破目に。ドミトリーに泊まるつもりが、ホテルに着いたのが1時半で、こんな時間にドミトリーに入ると迷惑なのでシングルに泊まる破目に。
飛行機遅延のため、いろいろ高くついた…(T_T)

一息

怒涛の年末が終わり、年を越そうとしています。
いろいろ手を抜いたはずなのに、こたつに入れたのは大晦日の23時。くたくたに疲れ果てた後のこたつでビールって幸せ・・・。ああ、350じゃなく500にすれば良かった。


年内に終わらなくて年明けにまわしたもの。
たまっていた仕事の一部。職場の自分の机の掃除(主に書類の整理)。
自分の家の大掃除。実家の風呂掃除とがめ煮作り。どうせ元旦は毎年がめ煮まで行く前におなかいっぱいになるから2日に作ってやる→三が日もゆっくりできない。もう、おせち料理って何なんだろう。
2日の朝、いきなりボスから初詣のお誘いが来るというのは勘弁してね。


新聞記者に友人がいる兄から聞いた話(信用性は保証しません)。
小林は「FAしてこれ以上の条件を出す球団があると思いますか?」という旨の発言をしたらしい。
それを代理人が「FAしても取る球団はないと言われた」と杉内に伝えたらしい。


プロ野球選手の代理人としては、契約金を上げることができる代理人が「いい代理人」と一般的に呼ばれるんだろう。
自分が言った覚えのない言葉を言ったとして(少なくともニュアンスをまげられて)杉内に伝えられた小林としては、代理人との交渉内容を録音させてくれと言いたくもなるだろうし、ソフトバンク年棒固定制を提示した途端に代理人が「誠意は十分に見せてもらった。条件面では何も言うことがない。ホークスが納得のいく形に変われば、FA宣言した大きな理由がなくなり、(所属先の)選択肢から排除する理由もない」と言ったのも納得できる。
本当に、「FAしても取る球団はないと言われた」と言われたのであれば、条件が変われば検討するということにはならないと思う。
代理人としては、巨人だろうがソフトバンクだろうが、契約金さえ上がって、自分の報酬が上がれば何でも良かったんじゃないだろうか?


結局、球団とケンカ別れして出ていくような後味の悪い形になり、杉内のイメージが悪くなった人も結構いると思うけど、これは杉内にとっていい結果だったんだろうか?
大変純粋な性格をしているらしい杉内が巨人で18番つけて、やっていけるんだろうか?
結果出さなきゃ、ソフトバンクにいるときのプレッシャーの比じゃないだろう。


この話の真偽は別として、代理人として交渉にあたるとき、一番重視すべきは、依頼者にとって最も満足度の高い結果は何かということだと思う。
もちろん、お金を取れるだけ取ってほしいという人もいるけど、お金はどうでもいいからとにかく早く決着をつけたいという人もいるし、お金以外のところ(相手方の誠意など)を最重要視する人もいる。
誠意なんて法律論で云々することはできず、報酬算定の根拠とはなりえない。
依頼者の満足度の高い結果と代理人の報酬の高さとが比例しないとき、代理人としてはやはり依頼者の満足度の高い結果を目指すべきだと思う。
それが代理人の目から見て不合理な結果に見えるときは、依頼者を説得することはあるけれど、代理人の報酬視点でものを考えるべきではないと思う。
報酬重視の弁護士は昔からいるだろうけど、弁護士増はこういう弁護士の心の余裕を奪っていくんじゃないだろうか?


しかし、自分の大事な交渉なんだから代理人任せにせず、杉内自身も一緒に交渉に立ち会ってほしかったなああ。杉内ぃぃぃ。
ああ、年が明けた。ビールもう1本取ってこようかな・・・。


とりとめもなく、年越し更新。
今年もよろしくお願いいたします☆

はてな

このブログは「はてな」という会社の「はてなダイアリー」を使っています。
そのはてなの社長のブログです。
http://jkondo.hatenablog.com/entry/2011/12/15/092237
ごめんなさい。私もうまくいくんかな?と思っていました。
でも、近藤さんなら何とかするんじゃないかとも思っていました。
ロースクール時代に一緒に飲んだときに、「司法試験落ちたら、掃除でも飯炊きでも何でもするんで、はてなで雇ってください」と言ったら相手にされませんでしたが、起業したばかりのとき、最悪鴨川の橋の下からやり直せばいいと思っていたという話を聞いて、勇気をもらいました。
信念は強いですね。


弁護士登録して1年。同期の中にはもう別の事務所に移籍したり、実質解雇されて独立したりしている人もいます。即独した人は元気だろうか。
今の事務所で何とか1年持ちましたけど、このご時世、解雇された人の話は他人事と思えませんでした。
頑張っても頑張っても報われない人はたくさんいます。
頑張って、頑張って、結果がついてこなかったら、裸一貫、別の道を考えればいい。
破産者や被告人もわりと普通に生きていっているのを見て、弁護士で食えなくなってもどうにかなると元気をもらっています(苦笑)。
弁護士業界が今後どうなっていくのか不安はありますが、新規登録した人もお互い頑張っていきましょう。


しかし、はてなという会社がどうやって儲かっているのか、ブログ書いてみればわかるかと思っていましたが、無料のサービスしか使っていないせいか、何年たってもわかりそうにありません。

発表

2回試験の発表、明日だと思っていたら今日だったみたいですね。
64期の友人から合格報告メールが来ました。


弁護士登録から1年たったわけですね〜。あっという間でした。
去年の今頃、海外研修記を書くとここで宣言したような気がします。
1年遅れですが、ぼちぼち書いていこうかと思います。
気が向いたときに不定期で。

紅葉

先日、友人の結婚式で京都に行ってきました。
新郎は外資系証券会社勤務、列席している新郎新婦の友人も「この前までニューヨークで仕事してて、最近帰国して」なんて超エリートぞろい。
ほえ〜という感じで肩身の狭い思いをした後、宿泊先の大学の後輩の家へ。
4畳半、風呂共同というアパートで相変わらずな生活をしていた後輩は、今所持金1100円しかないからおごってだの、金貸してだの。
新郎新婦、その友人、後輩、みんな同じ大学を出たはずなんですけど、格差社会ですね〜。
私は今後どっちのグループに入るんかな。弁護士=高給取りという図式は完全に崩れてますからね。


結婚式のついでに京都観光してきました。

東福寺。人の多さにうんざり。

真如堂

大日堂のライトアップを上から。

下から。

大日堂からは夜景もきれいに見えます。

永観堂のライトアップ。


大学時代4年間京都に住んでいましたが、いずれも初めて行きました・・・。
離れてわかる京都の良さ。
大学時代にもっと観光しておくべきでした。

出張

某地裁にボスと2人でお出かけ。
駅で中途半端に時間が余り、どうすんのかなと思っていたら、ボスが「コーヒー飲みに行こう。確かあそこのホテルの1階にしゃれた店があった。」と言って歩き出す。
ホテルの喫茶店と言えば確かにおしゃれ、と思いながらついていくと、「おお、ここや」とボス、ドトールに入っていきました。
ここは駅ビルの1階であってホテルの1階ではないような・・・。
うちのボスの「しゃれた」とか「おいしい」とかに期待してはいけない。


「ケーキセットがうまそう」とひとしきり悩んだ後、「やっぱりダイエット中だから」と飲み物だけにするボス。
でも飲み物はマロンラテ。
ボスの行動は突っ込みどころ満載です。